「えー、私の幼なじみの癖にこんなのもわかんないのー?」
「お前なっわかるわけねーだろ」
そう言って頭をわしゃわしゃとやってくる新
「あーもうわかった!ゴメンー!」
もう、髪ボサボサになっちゃったじゃんね、バカ
そんなやり取りをしてる私たちの横でボソッとつぶやくクラスメイト
「2人ってホント仲良いねー付き合ってるの?」
でた!!恒例の一言!!
「付き合ってないない!あり得ないです!なので皆さん新のこと、どーぞよろしく」
「お前は誰だ。保護者かよバカ」
〝仲良いね、付き合ってるの?″
こんなセリフ山のように聞いてきて、聞き飽きた
全国の幼なじみさんも同じ感じなのかなー?なんて考える
「ねぇ、走る順番ってこないだ決めたのでいいんだよね?」
「そーだろ!新がアンカーのやつな!」
「はいはい、頑張りますよ〜」
「なんだその、頑張る気の無さげな〝頑張りますよ″わ!!」

