「これが・・・女の勘って奴なのかな」






「は?」








「ごめん!悠夜のプレゼント部屋に忘れてきたからとりいってくるね」








居ても立ってもいられなくて思わずそんなことを口走り玄関へと向かう







どんな気持ちが私をここまで動かしてるのか自分でもわからないままそっと玄関のドアを少し開くと







廊下の隅に立つ2人の会話が微かに耳に届く







「悠夜くん!明日あたしとデートしよ!!」







「え?・・・デート?」








「そう!悠夜くんに話したいこともあるの!丁度日曜日だし・・・どお?」








普段冷ややかな由羅が悠夜の前では少し明るくなってる気がして







たったそれだけでも、何故か少しモヤッとした







「まあ・・・暇だし良いけど・・・」









「やったぁ!!」








しかも・・・悠夜オッケーしてるし・・・







悠夜・・・由羅とデート・・・するんだぁ・・・








なんだろ・・・この心がザワザワした感じ・・・