うーー。休みが終わってついに仕事の日

「おはようございます!」

「おー!おはよう!片岡!ちょっと!」

朝から課長に呼ばれる。 

なんだろう?

「片岡ちゃんと言うから聞いておけよ?」

「はい?」

「この資料を明日までにまとめておいて俺のデスクにおいておけよ?」

「はい!」

「お前はすぐ忘れるから、紙にも書いといたぞ!」 

そ、そこまでしてくれるなんて!
課長やさしー!

「はい!今日のうちに出せるようにがんばります!!」

「あぁ!がんばれよ!
じゃっ!戻っていいぞ!」

よーし!がんばるぞ!

それから、ちょーーー!がんばった!!


昼になってる。いつの間に!

よし!ランチしよーっと!
資料はもう少しかかりそう。
だって、多いんだもん!


「なにたべよっかなー?」

エレベーターの方に行くといつも佐々木くんと一緒にいる後輩がいた。
たしかー。
小野くんだっけ?

でも、今日佐々木くんいないな。

「あ、先輩こんにちわ」 
へ?あ、私?

「こ、こんにちわ!」

でも、どーして佐々木くんいないのかな?

「先輩?もしかして翼のことですか?」

え?
 
「顔にでてますよ、翼いないなって、心配してるような顔」

「へ?私、顔に出てた?」

「はい、分かりやすいです。」

「そ、そーかな?アハハ」

「そーです。あ、翼なら今日風邪で休みですよ?」
 
「か、風邪?」

「はい、お見舞い行ったらどうですか?」

お見舞い?

「私が行っても、喜ばないと思うし、佐々木くんには、大切な人がいるし」

と言うと

「プッ!」

「なっ!なにわらってるのーーーー!」

私変なこと言ったかな?

「アハハ、ここまで天然だったとは、思ってもいなかった。先輩、いいからいってやってください、喜びますよ!多分尻尾とか見えますよww」

尻尾??
でも、佐々木くんには、彼女さんが

「い、いいよー。てか、尻尾?」

「あー。翼って犬みたいじゃないですかだから、尻尾みえますよって、たとえです!たとえ!」

「そ、そーゆーことか、たしかに。あり得るね」

「いいから、いってやってくださいね?」