佐々木くんは唇をはなしたかと思うと

「こーゆーことしてるときは佐々木くんじゃなくて翼って呼んでよ」

いきなり変なことを言い出す佐々木くん

「いいの?よんでも」

「いいにきまってんじゃん」
 
いいのかな?

「ほらよんで」

とまた耳元で囁く

くすぐったいよ。

「よんでよ?」
 
うん!

「つ…ばさ」

「聞こえないな」

え?嘘。絶対うそだ。

「つば…さ」

「聞こえないって」

もーーーー!

「翼!!」 


「よくできました」

と言って翼は
私にお姫様抱っこと言うやつをするそしてついた先はベッドの上

「翼?」

とよぶと

「ソファーの上じゃだめだろ?」

と言って
私の衣類を脱がせる
もう下着になっちゃった

「翼ばっかりずるい」

「なにが?」

だって、

「翼は脱いでないのに、私ばっかり恥ずかしい思いしてるし」

少し子供に見られたかな?

恐る恐る顔を上げると

ニヤッ

と笑った

「これでもう、恥ずかしいの?
これからもーーーーっと恥ずかしいことするのに?」

/// 私の顔は一気に赤くなった自分でも分かるくらいだ

「あれ?葉菜?顔赤いよ?」

と!わざと言ってくる
翼、遊んでるな!
よーし、すねる!

「もう、いいもん。翼なんて嫌い!」

心にも無いことをいってシーツにくるまる

「……。」

翼は何も言わない

やっぱり私の方が嫌われたかな?