次の日も、その次の日も
私は米田先生に話しかけられなかった。


先生はほとんど毎日私のクラスに来て授業をする。

楽しみなのに来て欲しくない。

先生の授業は好きだ。楽しい。

でも今は楽しいなんて思えなかった。



私と目が合うと、何とも言えない顔で微笑んでくれる。

私は慌てていつも目を逸らす。

反則だ。フッておいてその笑顔は。