「ついたよ」
こうして朱加の家につく。
「押すよ?」
「…お願いします」
栞菜の言葉に頷き、栞菜はインターホンを押した。
インターホンを2回鳴らした。
…もしかして、いないのか?
そう思った途端どっと冷や汗が流れたが、
『はい?』
3回目のインターホンで、朱加の声が聞こえた。
ほっとする。
よかった、いたみたいだ。
朱加の声は重々しく、
これが俺のせいだといいのになんてまた不謹慎なことを思ったりして。
「ほらっ、朱加が出てくる前に、一旦隠れてよ」
「ああ、そうだった」
サプライズする作戦だったんだよな。
朱加に早く会いたい衝動を抑え、
俺は物陰にひっそりと隠れる。
