キスをお先に、頂きました




そうこうしているうちに



クリスマス当日になる。





俺は完璧に朱加に気持ちを伝える気で家を出たが、



栞菜が隣にいてくれてよかった。





朱加の家に向かう途中、白いものが視界を降りていく。






「あ…雪」





俺が思ったことを栞菜はそのまま言った。




栞菜を見ればその雪を見て嬉しそうで、


後でしっかりお礼しないと、と思う。





「ホワイトクリスマスだね」



「うん」




栞菜の言葉に、頷く。






朱加…今何してる?



もし、クリスマスを迎えるまでに、泣いていたりしたら、俺は馬鹿なことをしたかもしれない。




とにかく今は、想いを伝えるのみだ。




俺の気持ちを、きちんと言葉にする。