キスをお先に、頂きました




◆  ◇  ◆



それから部活にしばらく明け暮れ、いよいよクリスマスも迫った前日。





俺はそれまで朱加に会いたくて、



無性にイライラしていた。



クリスマスが早く来ないかと待ちわびている自分がいた。



…早く朱加に会いたい。





今日は栞菜と一緒に、


朱加のクリスマスプレゼントを選んでもらう日。




栞菜は朱加の近くにいつもいるから、真剣に考えてくれる。





「これとか、どう?」



「朱加に似合うだろうな」




「私ももらったら嬉しいと思うな」



「じゃあ、それがいい」





栞菜と選んで、それに決めた。



朱加の喜ぶ顔を浮かべると、早く渡したいと思う。