キスをお先に、頂きました




『自分の気持ち伝えるしかないでしょ。素直に』


「…だよな」


『他の男に取られていいの!?』





栞菜が俺を責め立てた。






「だから!…嫌だって」



『なら朱加にそう正面から伝えるしかないよ。

…あ、そうだ。24日、サッカーの試合なんだよね?」



「そう。でも、25日は、朱加に会える…」





クリスマスだ。



朱加はああ言ったあと、俺はなにも言えなかったが。



俺も朱加と過ごしたい。





『それ、本人に言わなきゃでしょ』



「……そうだな」



『あ!じゃあさ、こういうのはどう?』





朱加の提案はこうだった。




24日、試合が終わってから朱加の家に行く。


そこで再度告白をし、25日のデートの約束を取り付ける。



それまでに朱加にクリスマスプレゼントを用意し、サプライズをする。