『…そっか、よかった』 電話の中の栞菜は、ホッとしているようだった。 「うん、ありがとうね、栞菜。わざわざ教えてくれて…」 『ううん。私こそ、ごめんね。 また、遥葵のことで相談あったらいつでも言ってよ』 「ありがとう……」 その言葉がどれだけ、私を優しくしてくれるだろう。 私は目を閉じて、嬉しさを噛み締めた。