結局私たちの3ヶ月間はなにもなくて、なにも手に入らなかった。 むしろ、失ってしまった。 一体どうやって3ヶ月、過ごしてきたっけ。 今の私にはわからなかった。 「……はぁ」 まだしゃっくりを繰り返しながら、涙が乾いてくる。 私はひとつため息を吐き、携帯電話を握った。