俺は押谷がミサンガを持っていることに気がついた。 『まだ、ミサンガつけてないの?』 「うん。家帰ってからつけようと思って。」 『俺がつけてあげる』 衝動的な発言だった。言ってからすごく恥ずかしくなった。 「え、ありがとう」 びっくりしながらも、ミサンガを渡してくれた。 え、超ー素直! いつもと違う…。 そういえば、大樹って三年生と付き合ってるんだっけ。 このノリで言ってしまおうと思った。 チャンスは今しかない。