招集所に着くと何人かはもう来ていた。
「来た人から走順に並んでください。」
生徒会らしき人が呼びかけた。
同じクラスの人…
と探していると、誰かに呼ばれた。
「蒲原さん、俺の前だったよね?」
『う、うん』
…誰?と思いながらも返事をした。
「あ、ごめん。俺、斉藤拓也。同じクラスなんだけど…。名簿遠いから分かんなかったか。」
私の様子を察してなのか、彼は言ってくれた。
斉藤拓也か…。
正直知らなかった。
確かに名簿も席も遠いし、接点ないし。
『こちらこそ、ごめん。よろしく。』
新学期始まって二ヶ月経とうとしてるのに恥ずかしすぎる。
