「先生!」 患者さんの声がする そんなの今の俺にはどうでもよかった 箕瑠は走るのが遅かったから 簡単に捕まえた 「……っえ……」 驚いた顔して、 俺を見つめる愛しい人 「ちょっと」 「ぁ、綾都さん……」 「逃げられると、思った?」 彼女は、泣いていた なんで? 「ちょっと、来いよ」