「ミル、なんか飲む?


まぁ、紅茶しかねぇけど」



「え、なにそれっ
じゃー紅茶でいいよー」




綾都はキッチンへ向かう

電子ケトルの、コトコト、という音が

なんだか私の心臓の音に似ていて

自分までドキドキしてきた



「……はい。」



目の前におかれたミルクティ



「ありがとー……」


甘い。


甘くて美味しい……






「ミルが、ミルクティ飲んでる……」



クククって綾都は笑った



「もぅ……なにいってんのー」



なんだかこっちが恥ずかしくなる……