泣き続ける私に龍雅は優しく頭を撫でてくれる。 小5のあの日からずっと一緒に居続けてくれる龍雅。 いまだにわからないことがある。 「龍雅はどうして、あたしと居てくれるの…?」 ずっと気になっていた。 でも、怖くて聞けなかったの。 「それいま聞くのかよ…」 怒ったかな…。 少し怖くなって、またうつむく。 「…好きだから」 「…へ?」 「いろんな意味で、な」 いみはわからないけど、嫌われてないならよかったのかな。