星空とあたし


と入っても、あたしに話しかける人は誰もいない。

…と思っていた。

「久しぶり、だな」

はじめはあたしに話しかけているのではないと思って、なにも答えなかった。

「お前にいってんだけど?」
「は?」

顔をのぞきこまれて、初めて自分に話しかけられているのだと気づく。

しかもその相手は、中野龍雅。

整った顔が、不安そうに歪む。

「どうして…」
「ん?」
「どうしてあたしに話しかけるの?嫌われているのは知っているでしょ?」

あたしは声を荒げて叫んだ。