信号をわたっていると、急に目の前が真っ暗になった。 あたまがいたくて、こめかみにそっと触れてみたの。 そしたら、触った指にはベットリとした赤いものがついてた。 それを血だって判断するのにあまり時間はかからなかった。 いつの間にか、まわりには人がたくさん集まっていた。 スーツを着たおじさん、私服のお兄さんお姉さん。 チラホラ見えるランドセルの赤と黒。 ほかにも、たくさんいた。 ピーポーピーポー 救急車の音が聞こえる。 救急車はあたしの近くで止まった。