小生意気な悪魔




門を出るとランドセルの後ろ姿が目に入ってきた


「幸喜??

あんたこんなとこで何やってんの?!!」


舞はすかさず幸喜君に声をかけた



「好きな女待ってた。」


す…好きな女って;;;



舞は大きな声で「はあ!!!?」と叫んだ



もう帰りたい(泣)



「好きな女って高校生!?」



「悪い??」



「別に悪かないけどさー…」



もうそれ以上聞かないでほしい;;;


なんて思っていると


「って冗談だよ。

ちょっと傘ないから雨宿りしてただけ。


傘いれて??真由美。」



「へ??


う…うん、別にいいけど…」



今日は雨

幸喜君はびしょ濡れでそこにいた