幼なじみに恋した結果

「ねっ、ねってばあー」


「ん」


「ここ行きたいっ」


私は小さい頃からわがまま派。


「そう」


雄大ってばいつもそうなんだからっ。


「ねー、聞いてるー??」


「聞いてる聞いてる」


「ふーん??」


いつも人の話聞かないんだから。


だから授業中もよく注意されるんでしょ??


とは言えないけどさ。


私がチラシを見てテンションが上がったのは私たちの家から電車で40分くらいかかるとこ。


そこで明日、花火大会があるらしい。


私はそれに行きたいと思っている。


「他の人誘えよ」



だるそうに髪型を整える雄大。


かっこいいなぁー


なんって思ってしまう。



私ってばか??


「えー、雄大行ってくれないの??」


今は私の家。


親同士も仲が良く。


私たちに遠慮はいらない。


「めんどくせー、遠いし」


「えー、行こうよ行こうよー」



私はだだをこねる。


「行かねって」


「行こうよ行こうよー楽しいよー??」


「人混み嫌いだし」


それは分かってるけどさ。


「行きたいのっ」


「…分かったよ。行くか」


「ほんとっ!!??やったぁ!!大好き雄大っ!!」


私は雄大に勢いよく抱きつく。


「ちょっ、おいっ」


「ありがとーっ、ゆうだぁーい」


大好き、か。


幼なじみとしてじゃないのに。


男の子として、雄大は好きなのに。


雄大はそんなの知らないか。