小学校の時なんて、恋愛してる他の男子の話が理解できなくて、


中学になってもどうせ恋愛とか縁遠いだろう、なんて


逆にそういう自分がかっこいい錯覚すら持ってたのに。


中学の時から、俺、なんかおかしい。


……てか、前も後ろも人来ない。


初日からボッチとか。


マジでついてない。


何て思って顔をあげたら。


自分を覗き込む顔と目が合う。


「あれ?シバケン??シバケンじゃね??」


「おわっ、おまえ、もしかして」


驚くと、そいつはニヤッと笑う。


「小学生ぶりじゃん、シバケン!」


「やっぱおまえ、霜塚?!」