「大原先輩……、わ、私…もうどうしたらいいかわかりません」
「あやりん……辛いだろうけど、、、泣かないで。」
大学2回生の春。
綾梨(あやり)は、当時付き合っていた彼氏に浮気をされた。
高校1年の頃から4年間付き合っていて
大好きで大好きで大好きだったのに
どうして
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彼と食事に行く約束をしていて、彼の家に迎えに行くと
先輩に呼ばれたから少しだけ家で待ってて!と、彼の家で一人きりになった。
彼の家のソファでくつろいでいると目の前に、彼が前に使っていた携帯があった。
なんの気なしに、ふとその携帯に電源を入れ、昔の懐かしい自分の写真など入っていないかワクワクしながらデータフォルダを開いた
最初は楽しく見ていたのだが、
途中で知らない可愛い女の子の写真が入っているのを見たときに、なぜか嫌な予感がした
今思えばその子は浮気とは関係ない子だったとは思う
しかし、それをきっかけに不安になったあやりはメールボックスを開いてしまった。
するとある特定の女の子とやりとりをしていた。
「たくやくん今日はありがとう!とても緊張したしドキドキした!すごくいい、ホテルだったね」
「こちらこそありがと!俺もすごく久しぶりにドキドキした!ホテルよかったね」
「そっか!よかった(*^_^*)あのあと緊張でブラ付けられなかったね」
ここまで見てやめた
うそだよね?
誰かに携帯貸したんだよね?
たくやが打ったんじゃないよね?
あやりの頭は混乱していた。
よくわからないが涙が止まらなかった。
メールの日付を確認すると、1年前の出来事だった。
たくやと彼女はそれ以来連絡もとってなさそうだ。
たくやに言うべきなのか、黙っておくべきなのか、
すると、用事を終えたたくやが帰ってきた
「ただいま、あやり!ごめんな」
つづく