二人は一人

巧side

「あーー!!! 外は久しぶりだな。」
足元には男女二人がいる。
私は、成乃とやらの身体に乗り移ったようだ。
「だいたい、ここはどこじゃ!」
時間を止めてやった。
だから、動いているものはひとつもない。
「この力は、いつからあるんだ?」
私にもわからない。
乗り移った成乃とやらはやたらと私に似ている。
多分、こやつは私の子孫であろう。
何もすることがない。

「………。成乃の中に戻ろう!」
暇だからな。よし。
「はっ!!!!」