二人は一人

「あの、巧さんはどこから来たんですか?」
「もう、何年になるかの?ある人を探しているのじゃ。」
「それって、誰ですか?」
「私が好いておる者じゃ。」
好きな人を探している。
「何年生まれからわかりますか?」
「よくは、わからんがもう死んでから約500年にはなるの。戦乱の世じゃ。」
「戦国時代…。」
歴史は好きだけど、そこまでその当時の人をひとりひとり調べるのは無理がある。
どうしよう。
それにしても、巧さんは
幽霊なのになんで、私には、見えるのかな?
私が思っていることを察したのか、
「そなただけ私が見えるのは、
たぶん運命じゃ!」
と、巧さんがいった。
いや、意味がわからない。
けど、昨日の屋上であったことは、
きっと巧さんの仕業なんだろうけど、
いたずらしたかったのかな?
なんだか、いろいろなことが浮かんでしまった。