シスコン弟&イケメン王子に愛されてっ!?

……え?


思いもよらないその一言に太陽に目線を向けると、心なしかいつもより不機嫌に見える。


「あっ、遊びじゃないもん………先輩ちゃんと好きって言ってくれたもん……」


「あんなぁ…………」


はぁ、と深いため息をもらす太陽。


「好きなんて思ってなくてもいくらでも言えるんだよ。だいたいなっ俺たちまだ入学して1ヶ月だぞ?なのに何で学校1のイケメン様がこくってくんだよ?!明らか何かあるとしか思えねぇだろ
それに接点は?日向あいつと話したことあんのか?話したことないのに告って来ること事態そもそもおかしー……」


そこまでいってはっと何かに気づいたように言葉を止める太陽。


何よ………そこまでいわなくてもいいのに。


じわっと溢れてくる涙。