私は確かに愛してしまった




もう二度と目を覚ますことのない父と母に同じことを問いかける。


何度も何度も。


でも、誰も答えてなんかくれない。
いつもなら問えば微笑みながら答えてくれる二人は目の前で息絶えているのだから。