「そうでしたか。でもなにもしないわけにも…」 「妻がいるんだ。だから他の子とそういうことするのは良くないだろ?悪いな、わざわざ指名しておいて」 「いいえ」 彼の左手には確かにシルバーの指輪がしてあった。 キラリと光って私には眩しかった。