いつものように溜まり場で騒いでいるとマユコが声をかけてきた。 マユコはひとつ上の女の子で溜まり場にいる人のなかでも特に仲がよかった。 ミルクティー色のショートカットを揺らし、濡れた唇でタバコを咥えながら私を外に連れだそうとする。