「まぁ、麻里奈ちゃんはいつもしっかりやってくれているし、こちらが助かっているのだから辞めてもらう気はないけどね。お父さんの心配性というか…、電話を止めて欲しいな、と思っているだけだから…。」



「はい、ありがとうございます。ちゃんと言っておきます。」



「よろしく頼むね。」



最後まで困惑した顔のまま、オーナーは店内に戻って行った。



「お父様…。」



ガクッとうな垂れる。


そこへオーナーと入れ替わりで七海が入ってきた。