うわあぁ......。
自分から抱きついちゃったよ......。
恥ずかしすぎて、顔が熱くなる。
私は急いで彼から離れると手で顔を覆って頬の熱を冷ました。
「ごめん、ホントごめんっ...」
駿河くん私のこと嫌いなのに.....私に抱きつかれるとか絶対嫌に決まってるじゃん....。
どうしよう、彼の機嫌を悪くしたら。
今まで以上に彼に嫌われてしまうのなんて.........嫌だ。
「そんなに謝る必要ないじゃん」
「え......?」
私の返事の意味がわからないというような顔で、彼は眉間に皺を寄せた。

