__キーンコーン....
授業の終わりを告げるチャイムが鳴って、私の涙もようやく止まった頃。
駿河くんは優しく私の頭に手を置いて言った。
「笑って」
「え....?」
「達色の笑顔、見たい」
そ、そんなこと言われても.....。
ドキドキする。
なんでこんなに、照れてるんだろう私。
頬が赤くなっていくのが自分でも分かって、駿河くんの顔がまともに見れない。
「急に笑ってって言われても、笑えないよ...」
「そうなの?」
て、天然!?....じゃないよね?
なんだろ.....恥ずかしすぎる....。

