ずっと、キミの隣で




彼の親指が、ゆっくりと私の目尻に触れて、涙を拭う。

冷たい彼の指先に、ピクッと体が震えた。


「やっぱ、そうなんだ」


その言葉に、ハッとする。

無表情なままだった彼の顔が、少しだけ歪んだ気がして.....なぜか心臓がチクリと痛んで。


「ちっ、ちがっ.....」


涙がこぼれた。


「違うの?」


彼に聞かれた言葉。

私を見る彼の瞳。

思い出してしまうさっきの光景。