「スイセンの花言葉、知ってる?」
スイセンを見ながら、そう言った彼。
花言葉.....?
「報われない恋」
「.........」
"報われない恋"....。
私が落ちた"恋"のことか.....。
白い吐息が風に吹かれて消えていく。
駿河くんは、ゆっくりと私の方を向いた。
「ハルカ先輩のこと、好きなんだろ?」
.......え.....。
なんで.......。
ダークブラウンの彼の瞳が、私の瞳を射抜くように捉える。
目尻から涙がこぼれて.......頬を伝った。
どういう、こと.....?
なんで―――――知ってるの?

