ずっと、キミの隣で



けれどハルカもそれなりに顔は整っている。

不細工でもないし、至って普通だし……最近知ったことなんだけど、学校では結構モテるらしいし。


「モモ、お前寝癖やばい」

「…..え?」

「っ…..ははっやばっ!ねーさん髪型決まってるね。コンセプトはオウムってとこ?」

お腹を抱えて爆笑しているアキにイラッとしながらフロントミラーを見て自分の髪型を確認する。

あぁー….これは、なんか色々やばい。

髪を直しているとなつ兄が横目でチラッと私を見て、ボソッと呟いた。


「そのまま学校行ったらどうなるかなって思ったけど、残念」


……..。

兄さん、なんで今日はそんなに黒いんですか。


ニッコリしながらさり気なく黒い部分を出してくる兄さんに苦笑いしながら、オウムになっている髪型を手櫛でなんとか梳かして整える。