「なんで.....優しくしてくれるの?」 「は?なんでって.....」 駿河くんは、少し黙ったままだった。 優しく吹いた風が、花壇に植えられているスイセンを揺らす。 サラサラとなびいた彼の黒髪。 スッキリとしたマッシュヘアが、清潔感を漂わせていて。 通った鼻筋に、大きな目。 すごく......整った顔だ。 こんなにじっくりと彼を見るのは.....初めてかもしれない。