最悪な予感に限って、当たることは多い。
「ハルカと同じ学年なんだ。同じクラスー....だったよね?」
「あ、はい」
「だから、すーちゃんにとってはお姉さんなんだ」
やっぱり。
多分、いや絶対にそうだ。
あの時の.......ハルカの彼女。
そう思っただけで、なぜか胸が苦しくなってズキズキと痛み始める。
意味もなく、泣きたい。
胸が締め付けられて、一瞬息が出来なくなって。
唇を噛み締める。
「ごめん、もう...いい?宿題やらないといけないから部屋戻るね」
「あぁ、うん。晩ご飯できたらまた呼ぶね」
「うん、ありがと」
早くどこかへ逃げたい。
それだけしか考えていなかった。

