どうせ反抗したってどうにもならない。 そんなこと分かっているし、しようとも思ってない。 ただ、何だか落ち着かない。 胸騒ぎがする。 「すーちゃん、舞衣さんのこと知らない?」 「え?」 「彼女、少し前にすーちゃんの通ってる高校に転校してきたんだけど」 「......」 それ...って.....。 嫌な予感が、頭を過ぎった。 朝の光景が嫌なくらいに何度も蘇ってくる。 ハルカと一緒にいた女の子。 もしかして......。