「あ、そう言えばさっき何て言ったの?」 「は?」 私が言った途端に、また少し顔を赤くして俯いた彼。 「だから、家まで送ってやるって言ったんだよ」 まともに私の顔を見ないでぶっきらぼうにそう言った。 「え?…..ホントに?ありがと….」 急にどうしたんだろうか。 今まで私に送ってやる何てこと、言ってきたことあったっけ? あぁ、そっか。 ほとんどなつ兄に送り迎えしてもらってたからか。