「えぇー、私は可愛いと思うけど。まー、でもあれは絶対裏があるパターンの腹黒女っしょ」

「やっぱ思うよねー、アタシも絶対そう思う」


「え?乃々さんより腹黒はいないって」

「は、お前何言ってんの」

「ごめんね、乃々ちゃん純粋天使だったね」


「傷を消毒せずに絆創膏貼ったみたいな雑なカバーだね」

「イエス、アイキャン」



そう言えば、ハルカが言おうとしてた話って、なんだったんだろ?

ま、いいか。




「あ、駿河が笑ってるー!」



その時、急に唯花が教室の入り口を見ながら言った。