「ありがとう」 聞こえた彼女の声が、言葉が、ストンと心の奥深くに落ちた気がした。 いいな、この感じ.....。 落ち着く......。 達色、あったかい。 俺のからだにすっぽりと隠れてしまうくらいに小さくて華奢な彼女。 ずっと、こうしていられたら。 達色の涙、全部....俺が拭ってあげる。 受け止めてあげるよ。