なんで......彼女は――――― ゆっくりと校舎を見る。 3階、2年生の教室。 窓際。 彼女の視線の先。 青空が映ったガラス越しに ―――ハルカ先輩が見えた タンッと地面を蹴る足音が聞こえて、彼女の方を向く。 涙を振り切るようにどこかへ走っていく彼女の小さな後ろ姿を見て、なぜか切なくなった。