そこには7人の男の人が写っていた。
「うちは7人兄弟なの。その内の長男は結婚してるから、別の家に住んでるの。だから、実質家にいるのは6人ね。
左から、長男の朔(はじめ)。この子が結婚してるからいない子ね。で、次男の竜次。三男の真澄、四男の紫苑。五男の伊月(いつき)、六男の紘夢(ひろむ)、そして末っ子の虹(こう)。紘夢が貴女と同い年よ。いい子達ばかりだから、きっと貴女も好きになれるわ。」
「はぁ…。」
正直私は心が重かった。
ここに住んでいる子達は全員女の子。
通っている学校もキリスト系の女子校。あまり男の人も関わる機会がなかったからか、突然変わる生活に慣れることができるのか、心配でたまらない。

