白雪さんと7人の兄弟


「…いい友達を持ったのね、妃奈。」

「…はい、小鳥さん。」

園長先生は私の表情を見てか、安心したようで、机に置いてある様々な資料を並べた。

「私の家はここから離れた一軒家よ。…と言っても私の仕事は海外メインだから、基本的に私は居ないの。」

「ということは、私は一人で暮らすということですか…?」

「ううん、違うわよ。うちには息子が何人か居てね〜…。」

小鳥さんはそう言うと、革の鞄から何枚か写真を取り出して並べた。