黒くなれない白。




充希も充希なりに、
何かをしていたのね。


「ね、充希。私あなたのこと心配だったんだよ。」


「え?」


「1人で抱え込む癖…」


彼はなんでもかんでも1人で抱え込んで…結果、1人で淋しい思いをしている



彼は唇を噛み締めていた


「俺、高2だよ?馬鹿にすんなし」

彼は笑顔を“作った”



彼を支えてる人、いるのかな…?

「充希…彼女、いるの?」


「彼女“は”いないよ」


“は” か…。