黒くなれない白。




「私が聞きたいことは沢山あるの!
あのさ…「ねぇ、春川なんで沢が俺のこと知ってるって知ってるの?」

沢 真美。
私の親友の苗字は沢。



彼は疑問だったようだ。
なぜ、真美から聞かれたか。


「真美がさ、充希と同じ言葉言ってたから…。」



「言葉…?」


「『性格の色。』」



彼はまた、驚いた

「本当は俺、ここに戻って来てから春川に会いたかったんだよ だけれどどこに居るか分からなかった。」



でもな、

と彼は言った



「性格の色って言葉…その言葉を色んな人に言えばまた巡り会えるんじゃないかって」




「そしたら会えた。…小説みたいな話だよな」