ペットボトルを傾けて口に含ませていた春葵は夏樹の唐突な発言を聞いて、ぶふっと吹き出した。 「だってお前、まだ話してすらいないんだろ?」 「うん」 「んー、まぁとりあえず話せるようにならないと付き合うのは無理だよな」 大方、春葵の言う通りだ。 仲良くなってすらいない、むしろ話したことさえない人間に告白されたところで冷たく跳ね返されるのが落ちだろう。 「とりあえず、今日、話しかけてみる?」