夏樹の真っ黒な瞳に映る自分の姿を見た時のあの不思議な感覚。 新しい発見がたくさんあった。 夏樹は優しい。夏希は強い。 夏樹は…。夏樹は…夏樹は。 ベッドに潜り込み、その日のことを振り返る。 生まれて初めて補導されて、両親は嘆いていたけど、私は後悔なんてしていないし、むしろ、夏樹の本心が見えたようで、嬉しかった。 夏樹は私のこと、嫌いだったわけではない。 その事実が妙に私の胸を踊らせるのだ。