好きな男の子に意地悪されて、まんざらでもない表情で嬉しそうに『やめて~』とか行言ってるような女の子は、私にとって苦手な存在。 なのにどうしてこんなに彼が気になるのか。 10歳にしては小さめの、雪に埋もれた自分の足を見つめ、小さくため息をついた。 「……あぁ、もう!!!!!!!」 よくわからない、私の中を渦巻く感情に戸惑う自分を追い払うように叫んだ。 まぁ、雪が積もっているため、声は反響せず、雪に包まれたのだが。