こんなにも昔と変わってしまったという事実が、毎日夏樹にあれから長い月日が流れていることを実感させていた。 「んー、ねぇ夏樹くんてさぁ」 2人で歩幅を合わせて行く当てもなく歩き出すのとほとんど同時に白雪が口を開いた。 「私に会ったことないですよね?」 この発言には、さすがの夏樹も驚かずにはいられなかった。 「…え?」 嬉しいとか、そういうのではなく、それはもう唖然という言葉がぴったりだ。 「例えば、小さい頃とか…さ?」 夏樹の目をしっかりと捉えて白雪はそう言った。