洋服はどうしようとか、髪型はどうしようとか、とにかく恋に惑う女の子のように悩む。 「白雪に会える…」 なんて呟いてはふふふっとまたニヤけてしまう。 そして夏樹はまるで小学生が遠足前日になかなか寝つけないようにそわそわしていて全く眠気も襲ってこなかったが、それでも寝坊してはいけないと思い無理矢理体を布団とベッドの間に挟み込む。 明日は、どんな日になるだろう。 明日の俺は、笑ってるだろうか。 そんなことばかり考えていた。